医療サポート
出発前
医薬品と注射針
通常、お客様は機内での治療や健康状態の管理のため、医薬品とそれに付随する道具(注射針、注射器、自己注射器を含む)をお持ちになることができます。
国によって異なる規則
医薬品に関する法律および携行に関する規制は、国によって異なります。市販薬品および処方箋による医薬品に対しても同様です。
保安検査や税関をスムーズに通過できるよう、医薬品の携行が必要と明記された医師の診断書をお持ちください。なお、可能な限り、医薬品の一般名も併記していただくようおすすめします。
注射針・注射器について
注射針を機内にお持ち込みになるには、各国の安全・保安検査を通過する必要があります。航空会社にはこの検査に対する権限がありませんので、あらかじめご了承ください。渡航先および経由する国の保安・税関の要請をお確かめください。
注射器や注射液等はまとめてお持ちになり、お客様のお名前と医薬品名がわかるようにはっきりと表示をしておくか、お客様のお名前と医薬品を記載した医療診断書もしくは医師による書状をお持ちください。使用後の注射器・注射針はすべての機内にご用意している「Sharp Box」に廃棄してください。お手伝いが必要な場合は、フライトアテンダントにお尋ねください。
オーストラリア発の便では、 お客様は皮下注射針を機内持ち込み手荷物に入れることはできますが、治療に必要であるという証明書をお持ちになる必要があります。詳細については、オーストラリア政府の特別なニーズがある旅行者をご確認ください。
機内での医薬品の冷蔵
衛生上の理由により、お客様がお持ちになる医薬品を冷蔵することはできません。冷蔵が必要な医薬品をお持ちになる場合は、保冷バックまたは2.5kg(5.5lbs)以下のドライアイス入り魔法瓶に入れてください。その際は、二酸化炭素が自然に排気される状態で梱包されている必要があります。機内にドライアイスをお持ちになるお客様は、チェックインの際に空港職員にお知らせください。
保冷剤は機内で使用できます。保冷剤は1パックあたり100ml以下で、液体、エアゾール、ジェル(LAG)の輸送に関する保安規定に基づく必要があります。
お客様へのご案内
- 特に規制医薬品をお持ちになるご旅行の場合は、医薬品に関する規制を関係当局に確認してください
- 医薬品は、薬剤師による正しい表示のある容器に入れてお持ちください。
- 機内持ち込み手荷物では、処方箋のコピー(医薬品の一般名も記載したもの)を医薬品と一緒にお持ちください。特に、規制薬品や注射液をお持ちの場合は重要になります。
- 医薬品は機内持ち込み手荷物、預け入れ手荷物ともに十分な予備を入れてお持ちください。
- 旅行保険は、帰路や基礎疾患までが含まれる、範囲が十分なものにご加入ください